冷え性改善に効果的な食べ物である香辛料を解説

冷え性改善に効果的な食べ物である「香辛料」について

「香辛料」の効果について

香辛料はいまでこそ主に料理の香りづけや味の調整のために用いられていますが、本来の効用は、その成分を活用して健康を維持するとともに食品の衛生を保つことにあります。

コショウやトウガラシなど、辛味の強い香辛料はまさにその代表格で、血管を拡張すると同時に、発汗作用を促して新陳代謝を活発にすることから、熱帯の国々では身体を冷やすために、寒い国々では逆に身体をあたためるためにふんだんに用いられています。

また、インドのカレーに代表されるように、熱帯の国々では好んでガーリックやオニオンなどが使われますが、これは単に香り付けや味付けのためだけではなく、その殺菌効果を利用して赤痢などの伝染病を防ぐために使われているのです。

ガーリック・マーメリック・オニオン・サフラン・シナモン

「冷え性」に効く香辛料としては、「ガーリック」「マーメリック」「オニオン」「サフラン」「シナモン」などをあげることが出来ます。これらの香辛料には血行をよくし、身体を温める作用があり、特に「サフラン」は冷え性治療の薬の原料としてもよく使われています。この他にも、「ハッカ」「ショウガ」「シソ」といった香りの強いものが「冷え性」によく効きます。

「香辛料の香りが冷え性に効く」といってもピンとこない方もいらっしゃるかもしれませんが、たとえばアロマテラピーなどに使われるハーブが自律神経に作用して興奮を鎮める効果があるのと同様に、これらの香辛料の香りにも自律神経の乱れを正して血流を良くする効果があるのです。

東洋医学では「気」の巡りが悪くなると、血液や体液の巡りも悪くなり、「冷え性」などの不快症状が表れると考えます。逆に体内の気の巡りをよくすれば血液や体液の流れもよくなって不快症状は解消されるわけで、先にあげた香辛料には、そのような作用があるわけです。

ただし、香辛料は刺激物ですから、一度に大量に摂取すると内臓を痛める恐れがあります。少量を毎日つづけて摂取することが香辛料の効用を引き出して、「冷え性」を改善する秘訣になります。

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