冷え性に効果的なツボである青竹踏み療法を解説

冷え性に効果的なツボに関する「青竹踏み療法」について

「青竹」を使った冷え性体質の改善

東洋医学では、手足の冷えは「腎」の働きが弱まっているために起こると考えます。東洋医学でいう「腎」は西洋医学でいうホルモン系や生殖器系などの働きのほか、体内の水分調節もつかさどっています。

したがって、「腎」に異常があると、身体の水はけが悪くなって余分な水分が体内にたまり、身体が冷えてくるのです。

こうした異常を治すには「腎系」という経絡(生命エネルギーの通り道)の出発点である足の裏の「湧泉(ゆうせん)」というツボを刺激してやるのが効果的です。「湧泉」を刺激するにはいろいろな方法がありますが、ここでは「青竹」を使用した方法を紹介します。

「青竹」を1本使ったやり方

青竹に「湧泉」が重点的に当たるように、両足を縦に並べてのせ、何かにつかまりながら足踏みをします。ちょうど波乗りをするような格好でバランスをとりながら踏むのがポイントです。

「青竹」を2本使ったやり方

まず、青竹を横に使い、足の裏にある「湧泉」のツボを刺激します。ここに青竹の頂点があたるようにしっかり踏み続けます。

次に、2本の青竹を縦に並べて、その上にのり、一方の端で足の親指の付け根を、もう一方の端でかかとの部分を刺激するように踏みます。これらの部分はどちらも冷え性の改善に大変効果があるといわれているゾーン(反射帯)として知られているので、「湧泉」だけの刺激にくらべて効果が倍増することが期待できます。

最後に、腎系と表裏一体の関係にあり、身体をあたためる働きがある「膀胱系」のツボ刺激を行なってください。足の小指の爪の外側の生え際にある「至陰(しいん)」と、内側の生え際にある「内至陰(ないしいん)」という2つのツボです。

「青竹踏み」を終えたあと、手の指の爪の先で足の小指をはさむようにして、この2つのツボを3~4分もんでください。

なお、「青竹踏み」はお風呂上りにやると効果的です。

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