冷え性に効果的なファッションである「レッグウォーマー」について
冷え性に効果的な「レッグウォーマー」
冷え性の方に聞いてみると、特につらいのは冬よりもむしろ夏場のクーラーの効きすぎた部屋だといいます。
夏場の冷房病は多くの女性にとって悩みのタネで、冷えのために生理痛や生理不順、さらには膀胱炎を繰り返す人もいます。寒い冬場はもちろんのこと、こうした夏場の冷え性対策としてもおすすめできるのが、「レッグウォーマー」です。
ではなぜ「レッグウォーマー」が足の冷えに有効なのかというと、足首の周りには筋肉がほとんどないので足首周りの神経や血管は皮膚のすぐ下を通っています。そのため外からの刺激をもろに受けやすいのです。
冬場の冷たい外気にふれたり、夏場の冷房の効いた部屋などにいたりすると、まず足首の神経が寒さを感じ取ります。すると自律神経が働いて血管を収縮させ、腰から足全体の血液の流れを少なくします。このことが足の冷えを引き起こす原因になるのです。
つまり、足首の冷えが腰から足全体を冷やす大きな原因となっているので、足首をあたたかく保つことが、腰から足全体への冷えを防ぐことにつながるのです。
レッグウォーマーを用いるときは、両足の血液循環をよくするという意味で、両足首につけるようにします。片足だけにすると身体の血液循環のバランスをくずすことになりますので、おすすめできません。
なお、レッグウォーマーを買うのがもったいないと思う方は、自宅にある古い靴下を再利用した「足首靴下」を、自分で作って足首を温めるのもいいと思います。
「足首靴下」の作り方
作り方は、厚手の靴下を用意してゴムの部分とかかとから下の部分を切り取ります。残った円筒形のものを二つ折りにして重ね合わせれば出来上がりです。
この「足首靴下」をくるぶしの下から足首にかけて、筋肉のない部分を覆うようにして着用するだけで、足の冷えが和らぎます。
用いる靴下の材質はやや厚手で、保温性のある木綿やウールのものがよいでしょう。二つ折りにしても十分な長さのある、紳士用のハイソックスが理想的です。つま先とゴムの部分は使わないので、穴が開いていたり、ゴムが伸びているものでも構いません。
また、足首の細い人なら「ゆるいリストバンド」を利用して、足首を冷えから守ってみてください。